2013年01月22日
変えられるものと変えられないもの
職場の上司にムカッとする
仲の良い友達にイラッとする
夫(妻)に腹が立つ
親に対して「いいかげんにして!」って思う
本当は仲良くしたり、良い関係を築きたいと思っているのに、
考えとは裏腹にこんな気持ちが湧いてしまう私って、本当にいや。
自分って、心が汚い、なんていやな人間だろう。
日常生活でそう思ってしまうこと機会のなんて思いことか。
こういう気持ち、誰でも持っているんですね。
でも、こういう気持ちが湧いてしまう自分を責めてしまったり、
自分ってひどい人間だと否定してしまう人を見ていると、
かつての私を見ているようで、苦しくなってきます。
私は、アサーティブの講座を受けてから、
自分を責めたり否定したりする状態からずいぶん解放されました。
アサーティブの考えはこうです。
世の中には、
変えられるもの (コントロールできるもの) と変えられないもの (コントロールできないもの) がある。
変えられないものは、例えば・・・
【 天気 】 ← 変えられないですよねー
【 時間 】 ← 到底ムリ
【 自分以外の人 】 ← 変えられそうだけど・・・変えられないです
変えられるものは、
【 自分の行動 】 ← 自分ひとりで変えられるんです
それでは、【 感情 】 はどっちだと思いますか?
実は 【 感情 】 は、変えられないもの なんです。
わき起こってくる感情は、変えられないもの なんですよ。
感情は生理現象です。
命を守るための体の働きなんですね。
だから、自分にとって、嫌だな と思う感情が湧いてきても、それでいいんです。
感情に、良い悪いはないんです。
これを知っただけで、ずいぶんと心が楽になりませんか?
これがわかっていないと、
自分を責めたり、
自分の中にため込んだり、
相手にそのままぶつけてしまったり
ということになりがち。
だから、嫌な感情が湧いてきたときは、
あぁ、私ってこう感じるんだ。
って思って、自分の感情を認めてあげてくださいね。
それがまずは必要なことなんです。
そして、ここからが大事。
【 感情 】 は変えられないけど、【 自分の行動 】 は変えられます。
ムカッときたから、無視する
イラッとしたから、いじわるをする
腹が立ったから、そのまま言い返す
いいかげんにして!と思ったから、仕返しをする
いつもやりがちだった、感情が湧いた後の、自分の行動 こそ、
自分が好ましい方向に変えられるんです。
イラッとする行為をやめてもらうように伝えたり、
腹が立つ言い方を、こうして欲しいと伝えたり、
いいかげんにして!と思うことも、
自分はあえてそのままにしておくことを選択したり。
自分の感情を認めてあげることが第一歩。
そして次のステップで、行動を変えられるようになりたいと私もいつも努力しています。
湧いてくる感情は変えられない
だから、その後の行動で自分を変えていきたいな、って思います。