2018年09月11日
夫の4人にひとりは離婚後5年以内に再婚している
統計によりますと、離婚後5年以内に再婚した割合は、夫が26.6%、妻が22.1%です。
(平成23年に離婚した者が5年以内に再婚した割合「平成30年我が国の人口動態」政府統計)
夫の4人にひとり、妻の5人にひとりは、離婚後5年以内に再婚しているということになります。
これは総数ですので、年齢別に見てみますと、34歳までに離婚した夫が5年以内に再婚する割合は35%を超えています。35歳~39歳でも29.8%、約3割。
一方、妻は、29歳までに離婚している場合は30%を超え、30歳~34歳で約3割、35歳~39歳で約2割です。
こうしてみると、若い男性ほど再婚する割合が高いということがわかります。
小さいお子さんがいる夫婦がちょうど再婚率が高い年齢層に当たりますから、離婚の面で考えると、養育費の支払いが気になりますね。
離婚後、夫が再婚して扶養家族が増えれば、離婚時に決めた養育費の額が現状に合わない(高い)ということが起こりえます。夫が養育費の減額を要求してくれば、妻は応じなくてはならなくなる。なかなか厳しいですね。
離婚時に子どもの養育費を決めることは最低限行わないといけませんが、妻は養育費をもらいつつも、経済的に自立の道を目指していく必要がありそうです。
養育費の決め方にも工夫が必要。
統計を読んでそんなことを感じています。
2017年02月22日
弁護士を選ぶときに大事にして欲しい基準
【弁護士を選ぶときに大事にして欲しい基準】
離婚にあたって弁護士に依頼しようと考えたとき、知り合いの弁護士がいなくて一から弁護士を探す方は多いです。
そこで私が、弁護士を選ぶときに大事にして欲しいと思う基準があります。
それは、『相性』。 『フィーリング』とも言うでしょうか。
相性ですので、実際に会ってみないとわかりません。逆に言えば、会えばわかります。(もしかすると聴覚が鋭い方は電話で話しただけでピンとくるかもしれませんね)
一度も会わずに、話しもせずにその弁護士に依頼するという方は滅多にいないとは思いますが、これが例えば、友だちや知り合い・親戚に紹介されたとか、前に他の事件で関わったとか、会社の顧問弁護士だとかということになると、話しをする前から、この弁護士にお願いしよう!と決めているケースを目にします。
たまたまその弁護士と相性が良ければOKですが、そうでないときは残念ですよね。その後ずっと一緒に戦っていくわけですから。
ですので、誰かの紹介等で弁護士と会うときは、まず会って話しをしてみて、良かったら契約しようという気持ちで臨む。話してみたけど何となく違和感を感じる…と思ったときは、契約は保留するのが賢明です。『相性』は譲れないところです。
多少の時間とお金はかかりますが、最初から相談料を払うつもりで3つくらいの弁護士事務所に足を運んでみるのがおススメです。法テラスも良いと思います。実際に3つくらい回って話をしてみれば、自分と合う弁護士に出会えると思います。五感をフル活動させて『相性』を確かめてくださいね。
合わない眼鏡をはめて車を運転したら事故を起こす確率が高くなります。同じように、合わない弁護士と一緒に離婚を進めていったら不満の残る離婚になる確率が高くなるかも。ミスマッチが起こると自分も弁護士も実力が発揮できずにもったいないです。ぜひ、相性という基準を大事に弁護士選びを行ってください。
2017年02月09日
面会交流に関係した判例3つ
【面会交流に関係した判例3つ】
先月末はニュースで、面会交流に関係した判例を3つも目にしました。
1つ目は、
父親が別居中の母親に娘を会わせる約束を守らないため、東京家庭裁判所が間接強制として、1回会わせない毎に100万円を支払えという決定を出したというもの。
2つ目は、
離婚後に息子に会わせてもらえなくなったのは元妻とその再婚相手に妨害されたからだとして、熊本地方裁判所が、元妻に70万円、再婚相手には元妻と連帯して30万円の損害賠償金を支払えという判決を出したというもの。
3つ目は、
子どもの親権者を決める裁判で、面会交流の条件が注目されたもので、昨年の第一審では、「年100日母親が子どもに会えるようにする」とした父親が、「月一回程度父親が子どもに会えるようにする」とした母親より、親権者にふさわしいとして父親が親権者とするという判決が出ました。
ところが今回の第二審では、面会交流の条件を重視せず、ずっと子どもと暮らしてきた母親を親権者とするという(第一審を覆す)判決が出ました。
以前から面会交流は子どもの成長にあたって大切なものだということは言われていましたが、平成24年改正の民法に養育費の分担と面会交流が謳われるようになってからは、面会交流をより実現していこうという社会の流れを感じます。
それは裁判所の判断を見ても現れてきていることで、根底にあるのは「子どもの福祉」です。
今後、面会交流を重視した判決が出るにしたがって、離婚後も子どもが離れて暮らす親と定期的に会うことが、アメリカドラマでよく見かけるように、社会の意識として当然のものなっていくかもしれませんね。
とはいえ、離婚後も夫(または妻)とは一切の関わり合いを持ちたくないと考えている方が多いのも事実。
会わせるのが子どもにとっても良いというのは頭ではわかっているんだけど、会わせたくない!という気持ちがどうしても勝ってしまう方。
もしかしたらカウンセリングが有効かもしれませんよ。
2015年05月15日
いきなり強制執行をかけるよりも
養育費の支払いが滞ったとき、
公正証書(強制執行認諾約款付き)や調停調書があれば、強制執行の手続きができます。
相手がサラリーマンであればお給料を差し押さえて、そこから支払ってもらうのが一般的でしょうか。
強制執行ができると言っても、支払いが滞れば、即、裁判所が自動的に進めてくれるものではありません。
強制執行は、債権者(もらう側)自らが申立をして初めて、手続きが開始されます。
ですので、申立てる or 申立てない は、本人の意志にゆだねられています。
ずっと順調に振り込まれていた養育費。
それが今月は入ってきませんでした。
手元には調停調書があります。
さて、あなただったらどうしますか?
即、強制執行を申し立てるのも良し。
来月末まで待つも良し。
履行勧告をしてもらうのも良し。
内容証明郵便を出すのも良し。
あなたにはいくつかの選択肢があるはずです。
私だったら・・・
まず、手紙を出すでしょうね。 子どもの写真を添えて。
それが功を奏するかと問われれば微妙ですが、いきなり強制執行をかけたときの悪影響を思うと、最初はソフトなアプローチを選択すると思います。( 私の考えですから他の考えももちろんOK )
養育費の支払いは長期間に及ぶことが多いです。
その間、お互い生活環境や価値観等に変化が起こるのが普通です。
きちんきちんと支払ってもらうには、受け取る側の対応も大事だと思います。
嫌いになって別れた相手でも、親として子どもが一人前の大人になってもらいたい気持ちは同じだと思いますので、相手を一人の人間として尊重し、子どもの様子を定期的に伝えるなど、子どもの存在が遠くならないように気を配ってください。
それが養育費をもらい続けるコツのひとつだと言えると思います。
2015年05月14日
養育費が支払われなくなった
「 養育費が支払われなくなった 」
というお話しは、本当によく聞きます。
私も以前は、養育費の取り決めは口約束だった、というケースに何度か会いました。
ですが最近では、皆さんの権利意識の高まりもあり、最低でも書面に残しておかれる方が多くなったように感じます。
なでしこ離婚相談室でも、養育費の取り決めがあるときには必ず強制執行認諾約款付きの公正証書を作成しています。
公正証書を作成するということは、養育費を支払う側は支払いが滞れば強制執行(給与の差押え)があるということを承知しているということ。
『 給料の差押え 』 が抑止力になって、養育費をしっかり支払っていこうという気持ちが強くなる効果があるんですね。
公正証書でなく、調停調書でも同じ事です。
(調停調書の方がよりメリットがある部分もあります)
ところが、「 養育費が支払われなくなった 」 ケースの中に、調停で合意したものが結構あるんですね。私としては驚きです。
善意で考えれば、よほどの環境の変化があったのかもしれません。
例えば、
お給料が減った
病気になった
親の面倒をみなければならなくなった
再婚した、子どもができた・・・等々。
でも中には、支払うのがバカらしくなった・・・ というように悪意のものもあります。
悲しいですね。
養育費はその名前のとおり、子どもを養育していくために必要な費用です。心身ともに健康に育つためには、お金はどうしてもかかるということは冷静に考えれば理解していただけるでしょう。
親の離婚で一番しわ寄せがくるのが子ども。
支払う側は、離れていても子どもの成長を養育費でサポートして欲しいと願います。
受け取る側は、当然のことと思わずに、毎回感謝を伝える事も大事だと思います。
2015年05月12日
『女性たちの貧困』”新たな連鎖”の衝撃

図書館に行ったときに、たまたま目について気になった本を読みました。
読み始めたら止まらなくなって一気に読んでしまいました。
この本は、NHKの番組制作のために取材した内容を、「番組で紹介することができなかった取材の内容も含めてまとめたもの」らしいです。
若年女性(15歳~34歳)の貧困は、実は親の貧困が子どもへ連鎖しているという事実。
とりわけ、母子家庭の生活の過酷な現実が、取材によって明らかになっていました。
母子家庭、シングルマザーになった経緯は様々です。
離婚もあれば夫の死亡もある。
結婚できずにひとりで子どもを産んで育てているケースもある。
それまでは普通に生活していた女性でも、離婚や夫の死亡を境に母子家庭となり、一気に貧困状態または困窮状態に陥る危うさがあるということが衝撃的でした。
今の日本では、正規雇用で働いている女性以外は、一歩間違えば誰もが貧困に陥る可能性があり、それが子どもの世代にも連鎖していくということです。
DVの世代間連鎖などとも通じるところがありますね。
誰だって、困窮状態や貧困状態に陥ることは望んでいないはず。
セーフティーネットが整っていない今、ひとりひとりができることといえば、安易な離婚はしないこと。
( そもそも結婚するときにしっかりと相手を見て欲しい )
意地の張り合いから夫婦仲が決裂することがないように、お互いに尊重しあい、弱みを見せ合って補いあって、力を合わせて家庭を運営していくこと。
もし夫婦関係が修復不可能で、離婚を選択することになったときには、子どもがいる場合は養育費の取り決めをしっかりとして、払う側はきちんと払う意識を、受け取る側は子どものために大切に使う意識をもつこと。
貧困に関する本をですが、夫婦のあり方について考えてしまいました。
2015年02月25日
納得のいく離婚には、どれだけ自分の弱さに向き合えるかが鍵
最近つくづく感じていること。
それは、離婚問題に向き合うということは自分の弱さに向き合うことなんだ、ということです。
相手と話しをしたくない
相手の顔も見たくない
相手の存在さえも忘れたい
離婚協議の渦中にいるときは、多くの人がそう思っています。
それはなぜか?
それは、相手のことを考えただけで、イヤな気分になるからです。
ストレスを感じるからです。
怖いからです。
怖いがゆえに自分がおびやかされる、揺らぐ。
その自分を支えきれないでいる自分の弱さを見つめるのが、また怖いんですね。
当然です。
怖いから逃げる。
反対に、怖いから攻撃に転じる。
怖いから適当なところで手を打つ。
わかります。
そうするしかないときも確かにあるでしょう。
でも。
納得のいく離婚からは遠くなります。
だから。
納得のいく離婚をするには、どれだけ自分の感じている怖さ、自分の弱さに向き合えるかが鍵になってきますね。
自分の弱さに向き合う。
どうやったらいいのか分からない方もいると思います。
まずは、いま自分が感じている気持ちに気づく(意識する)ことから心がけてみてください。
言葉にして実況中継できるほど、自分の気持ちを意識してみてください。
2015年01月16日
コーチングセッションの感想-その2
私のコーチングを受けてくださった方から
今年初めの嬉しい感想をいただきました。
継続的にコーチングを受けることがきっと幸せに繋がる!と信じて、
余計なお世話とは思いながら、私からコーチングを提案し、
数回のセッションを受けてくださった方です。
恐怖に足がすくんでしまうような宿題にも、
頑張って挑戦してくれた勇気には感服します。
過去は過ぎ去った
未来はまだ来ない
だから今を精一杯生きる
( ブログ掲載の許可をいただいています )
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私は、通勤途中にこちらの相談窓口があり、
一緒にずっと苦しみ悩んでくれていた母の方がこの相談窓口へ飛び込んでいったのが、田中さんとの出会いの始まりでした。
田中さんの印象がすごく良かったのか、話を聞いてもらったら?と母に背中を押され、自分の事を他人様に言うことなどほぼ出来なかった、身動きが取れなかった自分自身の第一歩の始まりだったように思います。
私達夫婦は、1年ほど前から別居、彼の方から何度も離婚を催促され、子育てと仕事を両立させながら日々、緊張の中で生活していました。
いま思えば、人に話をすること、その行動自体が自分が前進する第一歩だったように思います。
本当に何度も苦しみ、行き詰まり、どうしようもならなくなる自分自身を、ただ、なでしこへ、田中さんとメールをした、会う日を決めれた!それだけで苦しみから解放されて行く自分を何度も感じました。
やっと、穏やかに呼吸ができたという感じです。
そんな中、田中さんの方からコーチングの話を頂き、今は本当に感謝しています。
田中さんの声を聞きながら、気持ちを緩めて、身体を緩めて、自分を遠くに置きながら外から自分自身を眺めた時、自然と涙が流れているのを感じました。
しばらく泣けなかった自分が解放されて行きます。
自分の胸に手を当てて、頭の中に浮き出される自分を想像します。
この後、この客観的な自分自身の映像を忘れてはいけないと、家に帰って必死に絵に書き留めている自分がいました。
苦しみを受け入れる事が先ずは大切だと、田中さんに教えて頂きました。
他にも、彼の立場から見た自分に向けて声をかけるコーチングは、また新たな見方や価値観の違いを私自身に植え付け、何事も受け入れる柔軟性が大切だということを教えていただけたと思っています。
課題も出されました。
本当に大きな宿題。
厳しく辛い事を宿題という課題へ変換し、達成させた時の喜びは、
なんなんでしょう!
なんだかやったー!とガッツポーズになってしまいました(笑)
私は、今もまだ、暗いトンネルを走っています。
でも、確実に先が見えてきた、手応えのような物を少し感じています。
1年前とは全く違う自分です。
田中さんは、いや、カウンセラーさんは、答えを誘導する事は、ない。
本当に苦しい時、どうしようもならないと嘆く時、ただ寄り添って一緒に伴走してくれていた気がします。
きっと、わたしがしっかり走りきれるようになった時、伴走者は自然とスピードを落とし、私の背中を優しく見守ってくださる日がくるのではないか、と思います。
何かに依存しながら生きるのではなく、私自身の人生を自分で走りだすことができること、転んでも再び起き上がり、前へと前進していく事が出来ること。
それが今の私の課題でもあります。
本当に支えてくださった田中さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
この大きな支えに包まれて、私は、前へと進んで行きます!
本当にありがとうございました!
2015年01月14日
離婚のタイミングまで時間があるとき
離婚することは決意しても、
今がそのタイミングではないということがあります。
典型的なのは、
子どもが高校(中学)を卒業するまでは離婚をしない
というもの。
私は基本的に、
父母が不仲で険悪な家庭で育つより、
片親でも穏やかな環境で育つ方が
子どもの健全な成長のためには断然良い
と考えますが、
子どものためには父母揃っていた方が良い
という考えもよくわかります。
だから、離婚のタイミングまで現在の状態を維持する。
たとえ家庭内別居状態であっても。。。
でも、ちょっと考えてください。
本当に、あと何年も、お互いに口をきかないで
嫌な気分で毎日を過ごすつもりなんですか?
一日一日は、あなたの人生を形作っている
大事な時間なんですよ。
一日一日の質を落とせば、必ず人生の質が落ちます。
そんなのもったいないと思いませんか?
現状維持を選ぶのはOKです。
あなたの選択を尊重します。
でも、なでしこ離婚相談室に来てくださった方には、
そんな中でも、ほんの少しだけでも
流れを変える行動をしてみましょうと提案します。
今が離婚のタイミングでないということは
神さまが時間を与えてくださったということ。
その時間をどう使いたいですか?
一緒に考えてみませんか?
2014年12月25日
コーチングセッションの感想
私のコーチングを受けてくださった方から
今年を締めくくる嬉しい感想が届きました。
最初から達成したい明確な目標を携えて
申し込んでくださった方です。
苦しさからも悲しさからも寂しさからも逃げずに、
本当に頑張って目標を達成されたことに敬意を表します。
( ブログ掲載の許可をいただいています )
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こんにちは。
コーチングで大変お世話になりました。
今年の私の目標の一つに、今年中に離婚をする。
という目標がありました。
三年半以上別居していましたし、その間に会うこともなければ、連絡を取り合うこともなかった。
事実上は離婚しているのと同じ。
そして、私の中では離婚する。という気持ちは決まっていた。
ただ、ずっと彼と向き合うことが出来なかった。
彼は離婚をすることを望んでいないのは知っていたし、最後に話しをした時も彼は離婚を望んでいなかった。
だけど、私の中では彼と最後の会話をしたときに、
あ~この人は、私がずっと伝えて来たことを、何も分かってくれていないんだな。
そう感じた。
そして、その時点で私の中でこの人と一生一緒に生きて行くことは出来ないと感じていました。
離婚する。
と決めていたけれど、彼と向き合うことがずっと出来なかった。
ずっと怖かった。
彼と向き合ったら、私は責められるだろう。
攻撃されたら…。
そして、私は彼と向き合って話そうとすると、感情が込み上げてきて、涙が溢れてきて、自分が思っていること、伝えたいことがほとんど話せない。
という課題もあり、一人で離婚に向けて行動する勇気がありませんでした。
私一人では怖くて動けない。
そんな時に、コーチングを受けたいと私は思ったのです。
この人だ。
この人のコーチングを受けたい。
直感的にそう感じて、田中延代コーチを選びました。
いつも穏やかな雰囲気で、穏やかな声のトーンで、セッションの時は私自身も安心した気持ちで話せました。
始めの頃は離婚と関係のない話しをひたすらしていたような気がします。
それでもいつも穏やかに、私の話しを受け止めてくれた。
受け止めてくれるので安心して話しをすることができた。
離婚に向けて始めにしたことは、彼にたいする不満をセッションでずっといい続けて来た。
今までの結婚生活の不満を、心にいっぱい溜め込んで来た。
彼に伝えて来たけれど、伝わらない想い、怒り、悲しみを何度も何度も言葉にして出した。
コーチも一緒に怒ってくれたこともあった。
数カ月すると、セッションの中で彼のいいところも話すようになった。
悪いところばかりではなく、いいところもあったなと思えるようにもなっていた。
出さない手紙も書いてみた。
なぜか手紙にすると、また不満ばかりが溢れて来た。
ありがとう。
今までの感謝の気持ちも伝えたいと思っているのに…。
こうして、セッションを繰り返していくうちに、自分自身の心の変化を感じた。
不満ばかりから、感謝出来る気持ちも出て来て、もしかしてこの人いい人だったかも?
家事もかなり手伝ってもらっていた。
今までの結婚生活を、最初から現在まで振り返った。
本当に別れていいのかな?
そんなことを思ったら、今度は寂しさを感じたり…。
セッションを受けるたびに、少しづつ少しづつ何かが変化していた。
いろいろな感情を味わいきったころ、彼との未来を想像してみた。
それでもやっぱり、彼との結婚生活をイメージすると、もう一緒にやっていくことは嫌だ。と思った。
行動課題で、役所に離婚届けを貰いに行ったこと、今でも鮮明に覚えている。
役所の近くを通りかかって、素通りしようと思った瞬間、あれ?今日もらわないと次のコーチングに間に合わないぞ。
コーチにもらって来ました~って報告出来ない。
もらってくるか~。
彼から離婚の話しをしてくれることを、望んでいたけれど、私から言うのは罪悪感や怖さもあってずっと逃げて来たけれど、一人じゃない、コーチと一緒に自分の目標に向かって歩んでいけたことは、私にとって凄く力強かった。
目標を達成して、コーチと一緒に喜びたい。
必ず今年中に離婚届けを提出する。
その思いは強かった。
私は必ずやり遂げるから!コーチに何回かこの言葉を言ったように思う。
約束は守りたい。
コーチはこの言葉をしっかり受け止めてくれた。
一緒にやっていこう。
一人じゃないと思うと心の支えになりました。
私は怖いという気持ちや、不安な気持ちがかなり強い、なので一歩進むのにかなりの時間がかかるのです。
どんなに私が前に進めなくても、無理に手を引っ張ったり、無理やり背を押すようなことはコーチはしなかった。
じっくりじっくり、私のペースに合わせてくれた。
いつも私の隣で、私に寄り添ってくれた。
いつも優しく見守ってくれた。
とにかく心強かった。
私にはゆっくり、じっくり時間をかけることが必要。自分自身本当に納得がいかないと次に進めないので。
その結果、いくつかの行動課題を経て離婚という目標を達成することが出来た。
約束通り、
コーチと一緒にやり遂げた~と喜び合うことが出来た。
目標を達成することが出来て本当に嬉しかった。
コーチありがとうございました。
追伸
今回のセッションで気付いたこと。
セッションは、信頼関係がとても大切だと思いました。
信頼出来たからこそ、安心して自由に話せました。
そして、私のペースに合わせてくれたことが、私には安心感がありました。
今までの結婚生活のためてた思いを、ひたすら吐き出す、言葉にして出すことが出来て良かった。
そして私を信じてくれてありがとう。
コーチを選ぶ目にくるいはなかった。
心の中の感情がまだいっぱいいっぱいの人。
不安や怖さが強い人。
隣を同じペースで一緒に歩んで欲しい人。
安心した空間で、ゆったり自分の気持ちを話したい人。
そして離婚したい人。
は、田中コーチお勧めですよ~。
と、私は叫びたい(笑)
コーチ本当にありがとう!まだまだ伝えたい気持ち、言葉に出し切れていないと思いますが、感謝の気持ちを伝えたく、感想を遅らせて頂きました。
やり遂げられた。
目標達成出来た。
やった~。
2014年12月04日
苦しくてたまらないときにやってみて欲しいこと
心が苦しくてたまらないとき。
悔しくてたまらないとき。
怒りが湧いて湧いてたまらないとき。
落ち込んでしまってたまらないとき。
根本的な解決はさておいて、
心を立て直すことに集中した方が良いときもあります。
何しろ、眠れなくなってしまっては
日常生活もままなりませんから。
そんなときに良い方法。
( 私が苦しかったときにセラピストの仲間に教えてもらった方法です )
息を吐くことだけに集中する
息を、ふ~っと吐く。
ふ~っ。
ふ~っ。
お腹の中が空っぽになるまで
ふ~っ。
さっきの考えが浮かんできたら、
あ~、また考えてたな~
そう思って、また
ふ~っ。
ふ~っ。
ただただ、息を吐く。
ふ~っ。
ふ~っ。
息を吐くことだけに集中する。
大丈夫。
これで眠れます。
2014年11月20日
ご夫婦の最終章に立ち会って思ったこと
今日は掛川公証役場に行きました。
珍しく、午前と午後に1件ずつ立会いがあり、
午前の部を終わってそのまま掛川で昼食を取り、
午後の部に向かいました。
毎回感じていることですが、
公正証書作成という夫婦関係の終わりに立ち会うというのは、
何とも複雑な気持ちです。
どこが夫婦関係の終わりか?
気持ちの面では、離婚を決断したときかもしれませんね。
手続きの面では、市役所に離婚届を提出したときでしょうか。
(事実婚は別として)
そう考えると公正証書作成は、
100m走に例えると、ゴールテープを切る直前なのかな。
「公正証書を作成してから、最後に離婚届を出しましょう」と、
いつも言ってますし。
ともかく、夫婦関係の最終章に公正証書作成が位置することは間違いないです。
いろんなことがあって離婚を決断されたご夫婦。
後から振り返って、
あの時の選択や決断があったからこそ充実した人生を送ることができた
そう思えるように、これからの日々を大切に過ごしていただきたいと思いました。
なんて、私が言うのもおこがましですね。
でも私は、そう祈っています。
2014年11月12日
自分と向き合う勇気をもつ方法
勇気をもって自分に向き合っている方に接していて、
その方たちの内側から発せられる言葉に触れると
何と言うか、
魂が揺さぶられる
ほど心が動かされます。
もう同じ事は繰り返したくないという決意。
自分に後ろ指を指されたくないという覚悟。
そういう気持ちがひしひしと伝わってくるんです。
自分と向き合うのって、とっても勇気が必要です。
でも、だからといって縮こまっていては前に進まないから、
その方たちは、怖いのを認めた上で、
勇気を振り絞って自分と向き合っているんですよね。
私が思うに、
自分と向き合う勇気をもつ一つの方法は、
寄り添ってくれる人を見つけることだと思います。
伴走してくれる人と言った方がいいかな。
自分の力を信じて、余計な手は貸さない人。
だけど求めたときには支えてくれる人。
そんな人がそばにいれば、
勇気をもって深い谷も越えられると思います。
ひとりではやっぱり難しいよね。
2014年11月11日
自分と向き合う準備が整っていないとき
離婚へのプロセスが進行し始めると、
自分を試されているとしか思えないような
様々な課題に次から次へと遭遇します。
そこで、普段では考えないようなレベルまで
深~く、深~く、その課題を追求していくと、
最終的に自分自身と向き合わざるを得ない
地点に到達するように思います。
『 自分と向き合う 』
これって怖いです。
自分の非力さや不完全さを思い知ったり、
過去の行いを否定するしかなかったりするわけですから。
自分自身に打ちのめされるような感覚です。
だから、逃げる。
見なかった振りをする。
その地点に行く前に引き返す。
自分を守るためにはそれが必要なときもありますね。
ただ、今回は逃げ切れても、
逃げているかぎり、同じ課題は形を変えてまた目の前に現れます。
必ず現れるんです。
だから逃げるときは、
「 怖いから逃げる 」
のではなく、
「 今は気力体力が不足しているから保留にしておくだけで、
次回再戦するまでにエネルギーを蓄えておこう 」
そう意識してみてください。
2014年11月04日
過去と他人は変えられないけれど
『 過去と他人は変えられない
未来と自分は変えられる 』
アメリカの精神科医エリック・バーンの有名な言葉です。
夫( 妻 ) が発した一言。
夫( 妻 ) がとった行動。
過去の事実は変えられません。
もっと気をきかせてよ!
優しい言葉のひとつくらいかけてよ!
夫( 妻 )といえども、他人は変えられません。
では、自分の人生真っ暗なのかというと、
そうではありません。
だって、未来と自分は変えることができるのだから。
そう。
自分が真剣に望みさえすれば。
自分が現実的に行動を起こしさえすれば。
10年後、あなたはどんな自分でいたいと思いますか?
未来と自分は変えられる 』
アメリカの精神科医エリック・バーンの有名な言葉です。
夫( 妻 ) が発した一言。
夫( 妻 ) がとった行動。
過去の事実は変えられません。
もっと気をきかせてよ!
優しい言葉のひとつくらいかけてよ!
夫( 妻 )といえども、他人は変えられません。
では、自分の人生真っ暗なのかというと、
そうではありません。
だって、未来と自分は変えることができるのだから。
そう。
自分が真剣に望みさえすれば。
自分が現実的に行動を起こしさえすれば。
10年後、あなたはどんな自分でいたいと思いますか?
2014年05月08日
あなたのことは大好きだけど、結婚を考える相手ではないの
先日、ドラマの中のセリフにドキッとしました。
「 あなたのことは大好きだけど、
結婚を考える相手ではないの 」
そうなんです。
目の前の彼は、
とっても良い人だし、大好きだけれど、
結婚を考える相手とまでは言えないんです。
ということは。
結婚して、夫婦でいる皆さんは
夫や妻のことを、
単なる仲の良い友だちという線を越えて、
この人と結婚したい!
この人と人生を共に歩みたい!
そう心から願った時があるということ。
夫婦は、特別な縁を持った相手。
きっと偉大な力が働いているんだと思います。
それを簡単に放り出してしまっていいんでしょうか?
だからといって、別れ道にさしかかることもやはりある。
でも、夫婦として人生を共にできなくなってしまったとしても、
二人を引き寄せた意味は必ずあると私は思います。
意味を見つけるか見つけないか。
相手から学ぶか学ばないか。
そんなことも考えてしまいました。
2014年04月23日
困難にぶつかったとき、あなたはどうしますか?
困難にぶつかったとき、あなたはどうしますか?
・苦しいから初めから避ける
・ちょっと当たってみて、大変そうだったら諦める
・何か変化があるまで、とりあえず頑張ってみる
・困難を困難と感じられなくなるまで、とことんやってみる
困難にぶつかったとき、どういう行動を取るか。
いろんな方がいるでしょうね。
そして、どういう行動を選んだとしても、どれも正解だと思います。
人間は無意識のうちに、
その時の自分に出来そうな事を選ぶものです。
それが他人から見たら、「楽」することを選んでいると見えても、
その人には、
今はあえて困難に立ち向かうことができない理由があるのです。
だけど。
困難に立ち向かってこそ、成長が出来るのも事実。
ストレスこそ成長のチャンスなんです。
以前、中西哲生が言っていた言葉が心に残っています。
「長友佑都は、怪我をすると、やったー!って思う。
普通の選手は怪我をすると、なぜ・・・って落ち込むものだけど、
長友は、この怪我を克服すればもっと成長できる!
そう考える。」
(だいたいこういう意味だったと思います)
困難にぶつかったときに、その困難(ストレス)を
自分には乗り越えられない高い壁だと捉えるか、
自分が成長するための材料だと捉えるか、
その違いですね。
困難が自分の望みに続く道の上でなく、
違う道の上に転がっているんだったら、
わざわざぶつかりに行かなくってもOK。
でも、
自分の本当の望みが、その困難の壁の向こう側にあるとしたら、
できれば乗り越えて欲しい。
乗り越えるのが無理だったら、回り道してもたどり着いて欲しい。
そう思います。
だけど、ひとりでは辛い。
ひとりで闘うには辛すぎる。
それもわかっています。
私も今まではどちらかというと、困難は避けて通る方でした。
でも、それじゃずっと同じまま。
子供たちや周りにいる人たちは、どんどん成長していってる。
自分はこのままでいいの?
置いてけぼりくっていいの?
いやだ!
もっと軽やかに生きられるようになるんだ!
そう決意して、恥や苦しみを避けずに感じきる体験をしています。
でもね、私も弱いし、ひとりでは難しい。
仲間に力を借りて、寄り添ってもらいながら、もがいています。
だからあなたもセラピストやコーチに頼って欲しいな。
その方が困難に立ち向かう勇気が何倍もでるから。
2014年03月14日
ほめて欲しい!と思ったら
夫が全然ほめてくれない。
私だって頑張っているのに・・・
もっと認めて欲しい!
たまにはほめて欲しい!
今、あなたがそう思っていたとしたら。
まずは、
自分で自分をほめましょう。
自分で自分を認めましょう。
えらいな~、私って。
頑張ってるね、私。
しっかりほめて、しっかり認めて、きちんと受け取ってください。
心から受け取るトレーニングをしてください。
受け取ることができていないと、
実は夫は何度もほめてくれているのに、
あなたがスルーしているということもあり得ます。
だから、まず自分で自分をほめる。
自分で自分を認める。
その言葉や想いをきちんと受け取る。
そこからやってみてください。
2014年03月13日
夫さえ変わってさえくれればと思ったら
そんなぶっきらぼうな言い方をしなくても!
「 ごちそうさま 」 くらい言ってくれてもいいじゃない!
自分が脱いだものくらい自分で片付けてよ!
あ~あ、夫が変わってさえくれれば、私も穏やかでいられるのに・・・
本当にそうですね。
優しい言葉で話しかけられたいですよね。
「 いつもごちそうさま。」 って労われたいですよね。
自分のことは自分でして欲しいですよね。
そう思うあなたは、きっと
優しい言葉使いを大切にしている人。
感謝の気持ち持つことを大事にしている人。
自分のことに責任をもつようにしている人。
でも、夫は魔法のようには変われない。
だったら、まず、自分から行動してみませんか?
人に話すときは丁寧に話す。
目の前のものに感謝して相手に伝える。
面倒なときほどちょこっと片付けしてみる。
人間て、良くも悪くも普段接している人から影響を受けます。
あなたが自分の望む態度で接すれば、
少しずつ、知らず知らずのうちに夫もそういう態度をとるようになります。
続けるには根気と体力が必要ですが、
先の長~い夫婦生活を考えれば、今からやっても損はないはず。
夫のためではなく、自分のため。
千里の道も一歩から。
2014年03月07日
友だちに愚痴を聞いてもらった後に、自分を責めてしまうのはなぜ?(2)
~ きのうのつづき ~
パートナーからひどい事を言われたり、夫婦間でいやな出来事が続いたり。
自分の中で消化できないものを抱えているときは、
友達に話を聞いてもらうことで、
「 気持ちがスッキリした! 」 という経験は誰でもあると思います。
ところが、時として
「 愚痴ってしまった・・・」
と、自分を責めてしまうこともあります。
悲しさ、悔しさ、嫌悪感、モヤモヤした感じ。
そういったマイナス感情は、
吐き出すことによって体の外側に出さないと次のステップに進めません。
( 吐き出すことは 「 話す 」 ことに限らず、「 書き出す 」 ことや 「 歌う 」 ことや
「 スポーツなどで体を動かす 」 ことなど、自分に合った方法でOK )
ですから気持ちを吐き出すことは先に進むためにも大事なことなんですね。
なのに、自分の気持ちを解消しようと、
無意識のうちに吐き出すことを選択しているのもかかわらず、
友達に話をしたことを 「 愚痴ってしまった 」 と後悔するのはどうしてでしょうか?
私が思うに、次の2つの理由があると思います。
1.話す相手が間違っていたこと。
2.自分の根っこの部分に人に弱音を吐いてはいけないという禁止令があること。
今日は、2つめの理由について書いてみたいと思います。
( 明日2つめを書きます )
【 自分の根っこの部分に
人に弱音を吐いてはいけないという禁止令があること 】
人に弱音 ( 愚痴 ) を吐いてはいけないという禁止令が、
自分の根っこの部分にあると、
弱音を吐いた自分が許せなくて、
友達に愚痴を言った後に自分を責めてしまうようになります。
愚痴を言って吐き出したい、やっと吐き出したのに、スッキリ!とはいかずに、
あ~あ、愚痴ってしまった・・・と後悔するなんて、きついですね。
愚痴が必要なときもあるのに。
どうして禁止令を作ってしまったのでしょうか?
ちょっと、子どものころを思い出してみてください。
両親が仕事で忙しかった。
両親の仲が険悪だった。
自分は第一子で、弟や妹がいた。
幼いころの、一番親に甘えたい時期に、
親が他のことに手一杯で自分をかまってくれなかったりすると、
自分のことは自分で何とかしなければ!
という想いが生まれます。
と同時に、誰にも頼れない、誰かに頼る自分はダメな子だ、と。
自分のことは自分でするのが良い子。愛される子。
人に頼ったりするのはダメな子。誰からも愛されない子。
ぼんや~りとでもそんな想いはありませんか?
そんな想いが心の根っこにあると、
人に弱音 ( 愚痴 ) を吐いた自分が許せなくて、
後々自分を責めてしまうことが多いです。
もし、あなたがそうだとしたら、あなたはとっても心の優しい人です。
両親に負担をかけないように、その小さな体で精一杯頑張ってきたのだから。
そして、あなたはとっても誠実な人です。
自分の決めた信条に従って生きようとしてきたのだから。
あなたは悪い子ではありません。
とってもとっても良い子なんです。
人に甘えたり頼ったりするのが下手。 罪悪感すらある。
そんな場合は、セラピーを受けるのが有効だと思います。
セラピーだと、その禁止令を溶かして癒すことができるんですね。
セラピーって何?あやしい・・・と思われる方は、
日常生活で、人に頼ったり、弱音を吐いたりしても
大丈夫だという経験を積んでいきましょう。
「頼り上手な人」を見つけて、その人の言動や周りの人の反応をよく観察したり、
自分も誰かにちょっとした頼み事をしてみたり、ほんの少しの弱音を吐いたり。
それを少しずつ積み重ねねいくんです。
今までは知らず知らずにやっていたことでも、
意識してやってみると、心に染み入るようにその大事さが実感できると思います。
自分の中に禁止令があると、
その禁止令を破る人を見ると、無性に腹が立ったりします。
あの人を見ると何故か腹が立つ
というときは、その人のどこに腹が立つのか探ってみてください。
それって、自分独自の禁止令に触れているからじゃありませんか?
まずは自分の中に禁止令があるかな?ということを知るのが大事。
自分を責めない。 自分に優しく。
それがひいては周りの人への優しさに繋がっていくのですから。