2015年03月06日
寂しくて、寂しくて
以前、相続でいらっしゃったお客さまの話しを聞いていて、
本当に切なくなりました。
確か、ご主人を亡くされて1か月過ぎた頃のこと。
「 ひとりになって、寂しくて、寂しくて、
本当に寂しくて、夜は特にダメね。
友だちは泊まりにおいでって言ってくれるけど
主人を置いて泊まりに行ったら、
『 あいつ、どこ行った? 』 って思うかもしれない。
だからね、泊まりにも行けない。
長い間の夫婦関係、そりゃ良い事ばかりじゃなかったですよ。
でもね、イヤな事はぜ~んぶ流れてっちゃって、
今はただただ 『 愛おしい 』 。
その想いがあるだけ。」
愛する夫、人生を供にしてきた相棒、
ずっと一緒にくらしてきたパートナー。
どんな言葉がぴったりなんでしょう。
この方がおっしゃるとおり、
長い間、夫婦やってれば、イヤなこといっぱいあります。
もう別れようと思ったこともあったかもしれません。
だけど、亡くなったときに、亡くなったあとに、
愛おしい
って言える関係を築けてきたことが
本当に素晴らしいと思いました。
今はイヤなところしか見えていないパートナーでも、
なが~い目で見たら、
何かしら自分に良い影響を与えてくれている人かもしれない。
そう思って踏みとどまる価値がある場合もあるのでしょう。
人生の先輩から学ぶことは多いです。