2015年05月12日
『女性たちの貧困』”新たな連鎖”の衝撃

図書館に行ったときに、たまたま目について気になった本を読みました。
読み始めたら止まらなくなって一気に読んでしまいました。
この本は、NHKの番組制作のために取材した内容を、「番組で紹介することができなかった取材の内容も含めてまとめたもの」らしいです。
若年女性(15歳~34歳)の貧困は、実は親の貧困が子どもへ連鎖しているという事実。
とりわけ、母子家庭の生活の過酷な現実が、取材によって明らかになっていました。
母子家庭、シングルマザーになった経緯は様々です。
離婚もあれば夫の死亡もある。
結婚できずにひとりで子どもを産んで育てているケースもある。
それまでは普通に生活していた女性でも、離婚や夫の死亡を境に母子家庭となり、一気に貧困状態または困窮状態に陥る危うさがあるということが衝撃的でした。
今の日本では、正規雇用で働いている女性以外は、一歩間違えば誰もが貧困に陥る可能性があり、それが子どもの世代にも連鎖していくということです。
DVの世代間連鎖などとも通じるところがありますね。
誰だって、困窮状態や貧困状態に陥ることは望んでいないはず。
セーフティーネットが整っていない今、ひとりひとりができることといえば、安易な離婚はしないこと。
( そもそも結婚するときにしっかりと相手を見て欲しい )
意地の張り合いから夫婦仲が決裂することがないように、お互いに尊重しあい、弱みを見せ合って補いあって、力を合わせて家庭を運営していくこと。
もし夫婦関係が修復不可能で、離婚を選択することになったときには、子どもがいる場合は養育費の取り決めをしっかりとして、払う側はきちんと払う意識を、受け取る側は子どものために大切に使う意識をもつこと。
貧困に関する本をですが、夫婦のあり方について考えてしまいました。
なでしこ離婚相談室
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