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2015年05月14日

養育費が支払われなくなった



「 養育費が支払われなくなった 」

というお話しは、本当によく聞きます。

私も以前は、養育費の取り決めは口約束だった、というケースに何度か会いました。

ですが最近では、皆さんの権利意識の高まりもあり、最低でも書面に残しておかれる方が多くなったように感じます。


なでしこ離婚相談室でも、養育費の取り決めがあるときには必ず強制執行認諾約款付きの公正証書を作成しています。

公正証書を作成するということは、養育費を支払う側は支払いが滞れば強制執行(給与の差押え)があるということを承知しているということ。
『 給料の差押え 』 が抑止力になって、養育費をしっかり支払っていこうという気持ちが強くなる効果があるんですね。

公正証書でなく、調停調書でも同じ事です。
(調停調書の方がよりメリットがある部分もあります)



ところが、「 養育費が支払われなくなった 」 ケースの中に、調停で合意したものが結構あるんですね。私としては驚きです。

善意で考えれば、よほどの環境の変化があったのかもしれません。

例えば、
お給料が減った
病気になった
親の面倒をみなければならなくなった
再婚した、子どもができた・・・等々。

でも中には、支払うのがバカらしくなった・・・ というように悪意のものもあります。

悲しいですね。



養育費はその名前のとおり、子どもを養育していくために必要な費用です。心身ともに健康に育つためには、お金はどうしてもかかるということは冷静に考えれば理解していただけるでしょう。

親の離婚で一番しわ寄せがくるのが子ども。

支払う側は、離れていても子どもの成長を養育費でサポートして欲しいと願います。

受け取る側は、当然のことと思わずに、毎回感謝を伝える事も大事だと思います。




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