2010年12月14日
離婚したら指輪はどうしますか?
永遠の愛を誓い合った結婚の象徴 指輪。
離婚となったとき、その 結婚指輪 や 婚約指輪 を あなたならどうしますか?
目につかないところに置いておく
誰かにあげる
買取りしてもらう
リフォームしてもらう
他にもいろんな方法があるでしょうね。
この離婚後の指輪の活かし方について、先日、とっても興味深い話を聞きました。
(ご本人に許可をいただいて書いてます)
彼女は、離婚後しばらくして、ようやく気持ちに整理がついてきた頃、
指輪をリフォームして、指輪についていた石をペンダントトップにしてもらいました。
大切な想いが詰まった指輪ですから、彼女が訪れたのは 某有名貴金属店。
そのお店だったら、他の石にすりかえられたりしないだろうと思ってのことです。
どんなペンダントトップのデザインにしようかと考えている途中で、
お店の方が、
「指輪に不純物が混ざっていたり細工がしていないかチェックしますので、
指輪をカットして良いですか?」
と聞いてきたそうです。
彼女が 「はい」 と、了承すると
彼女の目の前で ガチャン

予想外の展開に彼女はとっても驚いたそうです。
指輪が・・・ 目の前で・・・ 切られて・・・
お店を訪れたときには、気持ちに整理がついてきたと思っていたけれど、
目の前で指輪を切られたときは、ショックでした・・・ と。
でも逆にあれで吹っ切れました とも。
指輪って、結婚を象徴するものですから、人によって思い入れは違うと思いますが、
やはり、結婚生活や彼や自分自身を思い起こさせる品なんですよね。
最近よく聞く 「離婚式」 でも、指輪をハンマーで叩き壊すという儀式があるくらいだし、
あれをやって スッキリしたー!というコメントも聞いたことがあります。
この貴金属店が指輪を本人の目の前でカットしたのが、
事務的にしたのか、意図的にしたのか わかりませんが、
これが今までの営業の中の様々なケースから生き残ってきた方法だとすれば、
あっぱれ!というほかありません。
指輪についていた石をペンダントトップにした彼女。
結果的に二人は離婚になってしまったけど、
指輪をもらったときの彼の気持ちは本物だし、
指輪をもらったときに一緒に言ってくれた言葉は石と一緒に生きている、
それは大事にしたい。
彼女の胸で堂々と輝いていた石。
きっと彼女を一生輝かせてくれるものだと思います。
そして石を感じるたびに、人を愛していた自分、人に愛されていた自分を思い出して、
さらにステキな人生を歩んでいって欲しいと願っています。