2013年05月10日
同居期間5年以内が最も離婚件数多し
同居期間5年以内が最も離婚件数も多いという事実。
ご存知でしたか?
私は最初にこの統計をみたときはちょっと意外でしたね。
でも、よく考えれば、全く違う環境で育った男女ふたりが
結婚を機に一緒に暮らし始めるわけですから、
最初は相手の習慣や文化に驚いたり、衝突したり
それは当然ありますよね。
そこで時間をかけて、すり合わせができていけば、
落ち着いた家庭が築けていけるのでしょう。
が。
相手の習慣を全く尊重できなかったり、
価値観が大きく違って妥協も不可能なときは、
とても一緒にやっていけない!
と早々と思ってしまうのも、ある意味無理はないのかもしれません。
離婚するなら、早いうちに。 とか
若いうちならやり直しがきく。 とか
そういう考えが一度でも頭にうかんでしまうと、
それを払拭するのはなかなか難しいですから、
ゆえに、同居後5年以内の離婚が多いと言えるのだと思います。
( 同居後=結婚後ととらえてほぼいいでしょうね )
実は、先日のLECの講演会で、
「 結婚後5年以内に離婚する数は実は多いんですよ 」
という話をしました。
会場から出た質問に答える中で引き合いにだした話なんですが、
そのときに正確な数字を把握していなかったので、
ちょっとこちらで披露したいと思います。
平成23年の静岡県の数字です。
「平成23年静岡県人人口動態統計結果概要より」
【 同居期間別離婚件数 】
離婚総数 6804件
同居期間
1年未満 435件
1~5年未満 1939件
5~10年未満 1472件
10~15年未満 976件
15~20年未満 648件
20年以上 1032件
1年未満と1年以上5年未満を足すと、2374件
離婚総数全体の約35%なんですね。
結婚後の5年間は、夫婦としての助走期間といえるかもしれません。
長~い夫婦生活を安定して運営していくための大事なスタート期間。
子どもの誕生、転勤、引っ越し、婚家とのつきあい。
いろいろと激動の時期でもあるこの期間を、
ふたりで力を合わせて、
ふたりだけのスタイルを築いていって欲しいな~と思います。
なでしこ離婚相談室
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