2014年02月13日
『 永遠の0 』 を観た&読んだ
先日遅ればせながら
『 永遠の0 』
を映画館で観てきました。
期待どおりに感動できる映画で、とっても良かったです。
( なんと言っても、岡田くんがかっこいい )
でも、先に原作を読んでから映画を観た方には
あまり評判はよろしくないようですね。
確かに、あの分量の小説を2時間に収めるのには無理があります。
今までに私も、小説を読んだ後に、その小説が映画化されたものを
観るというパターンが何回かありましたが、どれも期待外れ

例えば、『 いま会いに行きます 』 『 世界の中心で愛を叫ぶ 』 など。
小説の方が良い!
作品が崩れる!
映画化なんてするなー!
なんていうのが正直な感想でしたね。
だけど、今回の 『 永遠の0 』 に関しては、
ラッキーなことに小説を読みそびれていて、
映画だけは映画館で観るぞ!と思っていたので、
まずは映画を観に行って、
そこで感動したので、
小説を一気に読む
という、いつもとは逆パターンの 映画 → 小説 でした。
これが功を奏しました

というか、新たな発見でしたね。
字幕の映画にこだわっていたのに、ある日吹き替え映画を観て、
その良さを発見したときに似ています。
何が良かったかというと、
ひとつには、小説には戦争中の難しい用語がいっぱい出てくるんですが、
すでに映像で観ているので、どんなものかがわかるので話が止まらない。
( もちろんわからないこともありますが )
ふたつめは、映画で省かれてしまった部分が、
小説を読むことで、ああ、こんな背景があったんだ、とわかる。
これはわかっている部分が省かれる ( 小説→映画 ) のと、
知らなかった事実がわかる ( 映画→ 小説 ) のとでは大きく違います。
単純に言えば、前者は損した気分、後者は得した気分
とでも言えましょうか。
最後に、これが今回一番の収穫だったんですが、
小説を読んでいる間中、本の上に俳優が立ち上がってくる。
これがとっても良かったです。
ストーリーが流れていく中で、
岡田准一演じる宮部が本の上に立ち上がってきて、
あたかも本の上で動いている、存在している、そんな感覚が湧いたんです。
同じく、三浦春馬くんも、井上真央ちゃんも。
小さな本の上で実際のお芝居を観ているような、
そんな不思議な、でも実感を伴った本の読み方は、
今まで体験したことがなかったような・・・
これもすべて、映画の中の岡田くんがかっこよかったからだと思いますけどね。
とにかく、宮部役が見事にはまってました。
映画を見終わって、小説を読み終わって、
改めて感じたことは、
あの時代があって今があるということ。
大きな事はできませんが、命を大切に、
毎日を丁寧に慈しんで生きなければ、ということ。
それにしても、百田尚樹さんはすばらしいですね。
今までもいろんな(戦争)映画はありましたけど、
今の時代に生きる人たちにしっかりと伝えることができるところがすごい。
他の小説も読んでみたくなりました。
だけど、映画化を待ってからにしようかな。
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