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2011年11月18日

『サヨばあちゃんの無人駅』を観て



夕べ、SBS静岡放送の

『 SBSスペシャル サヨばあちゃんの無人駅 』

を観ました。

今月初めに、日本放送文化大賞グランプリを受賞したという記事を目にしていたので、

放送があったら観てみたいと思っていたところ、ちょうど昨日の20時から放送があったんです。



サヨばあちゃんは75歳。

でも、とても75歳には見えません。

シャキシャキ歩くし、車もキビキビ運転するし、声も張りがあって若い。

SLも走る大井川鉄道の抜里駅の元駅長室を使って、

4日に1回 (と言っていた) 近くに住む女性達で作った 『麦の会』 の仲間と一緒に

お総菜やお弁当を作っています。

もう15年になるんですって。

周辺にはスーパーはなくて、村の人はお総菜を買えるところがないので、

お昼になると、麦の会が駅で売るお総菜を買いに来ます。

このひとときが、住民のコミュニケーションの場になってもいます。



サヨばあちゃんのすごいところはこの後。

高齢化が進むこの集落には、一人暮らしのお年寄りが多くて、

当然、駅まで買いに来られない人が結構いるんです。

その人たちのために、家までお総菜やお弁当を配達するのが

サヨばあちゃんのお仕事。

一人暮らしで淋しい思いをしている方は、

サヨばあちゃんが来ると、待ってましたとばかりに、あれこれと話をするんですね。

あ、夫婦だけで退屈(?)な家も、サヨばあちゃんが来ると明るくなると言ってました。

更にサヨばあちゃんは、

連れ合いを無くして地域に馴染めず孤立したお年寄りも気にかけて、

せっせと声をかけにお総菜を持って訪問していきます。

次第に地域にとけ込んでいく人たち・・・

サヨばあちゃんすごい emoji02

行政によらない、このマンパワー。

学ぶべき所が多いと感じました。



この番組の中で、私が一番心を打たれたところ。

それは、15年前に亡くなったサヨばあちゃんのご主人のことに触れたとき、

サヨばあちゃんは

「主人は私がやってることをほめてくれてると思いますよ」

と、おっしゃってました。

その一言に、生前の夫婦生活で、

お互いがお互いを尊重し合って信じ合っていたんだろうなという、

幸せな年月を垣間見えた気がしました。

こう言えたら、素晴らしいですよね。



サヨばあちゃんが訪問するお宅では、90歳になるおじいちゃんが、

毎回、亡くなった奥さんの写真をサヨばあちゃんに見せにきたりするみたいです。

そのおじいちゃんは毎日奥さんの写真と一緒にご飯を食べていると言ってました。

ほかにも、そんなおじいちゃんが出てきてましたね。



夫婦。

長い道のりの途中では、いろんな事件や誤解やいざこざがあって、

この人とはもうやっていけない!

と思うのも無理はない局面に遭遇したりしますが、

そこを乗り越えてこそ夫婦。

添い遂げてこそ夫婦なんじゃなかろうかと、

『サヨばあちゃんの無人駅』 を涙を流しながら観ていた私です。




なでしこ離婚相談室
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Posted by 田中延代 at 19:00
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