2010年05月04日
なでしこ離婚相談室のボール
高校最後の試合が終わった。
辛く、苦しい練習も、もうやらなくてもいい。
試合前のプレッシャーとも戦わなくて済む。
嬉しい気持ちが半分。
残りの半分は、やっぱり淋しい気持ち。
高校に入って、硬式テニス部に入部した。
硬式テニス部は、顧問の先生が熱心で、練習も厳しいという噂を聞いたからだ。
実は中学のときに体操部に入っていたのだけれど、
(あまりの体の固さに未だに信じてくれない友達もいるけど・・・)
顧問の先生は全然指導に来てくれなくて、
試合前に珍しくちょこっと顔を出したかと思うと、
それまで私たちが一生懸命練習して形にしてきたものをひっくり返し、
そのまま試合に出て悲惨な結果を残す、ということが何回かあった。
もちろん、中学最後の大会もそんな感じで、
そんな先生を恨んだし、
そんな結果になるのがわかっていて、何も出来なかった自分たちが悔しかった。
大会が終わった後、人生でベスト10に入るくらい泣いたことを今でも覚えている。
そして決心した。
高校に入ったら、毎日指導に来てくれる先生がいる部活に入ろう!と。
予想通り、テニス部の練習は本当に厳しくて、
朝はコート整備、練習では’振り回し’、
雨が降れば校舎内の階段を何往復もして、
コートが使えないときはグランドの観覧席の階段トレーニング。
お陰で、すぐに「足がししゃも」になりました。
高校2年生のGW前。
1つ上の先輩の最後の大会が迫った練習中、ふと、友達が言った。
「先輩たちは何であんなに必死に練習するんだろう?
テニスで一生食べていけるわけでもないのに・・・」
そうだ、そうだよね。
何のために辛い練習をやっているんだろう?
テニスで大学へ行くわけでも、一生食べていくわけでもないのに。
でも、先輩達が引退した後も、
私たちはまた同じ苦しい練習を繰り返し、
サボりたいけどサボれないジレンマと戦い、
ふくらはぎの「ししゃも」は立派に成長し、
そしてまたGWに、最後の大会を迎えた。
あれから20年以上も経った今年。
奇しくも、私の隣であのセリフを言った友達と一緒に、私は息子の最後の試合を観戦した。
テニス部のトレーニングでしごかれた、あの観覧席の階段に座って。
残念ながら、息子は最後までピッチへの出番がなかったけれど、
サッカーで大学へ行かなくても、
サッカーで一生食べて行くわけではなくても、
高校の2年間、苦しい練習を頑張ってやってきたことは、無意味ではないよ。
それは、とても尊い、価値のあることだよと、今なら私も言える。
2010年05月04日
アカペラ
大阪訪問中、思いがけず、アカペラライブに遭遇!
立ち止まって聴いていると・・・
メッチャ上手い!
だけど、’アカペラ’っていうけど、ちゃんと伴奏入ってるじゃん、テープ流してんのかな?
な~んて思いながらよく聴いていたら、
全て人間の声で演奏(?)していたのでした

そうだよね



人間の能力ってすごいなぁ。