2010年05月19日
千差万別
現役の医師が、交際していた女性に薬を使って故意に流産させた
という事件が明るみになっていますね。
医師は今のところ容疑を否認しているようですが、何とも言いようのない事件です。
どの事件にも言えることですが、TVや新聞で表面に出てくる情報だけで判断すると、
真相とは全く違っていた、ということがあります。
事件の背景、当事者の個性、さまざまな関係者、
事件に至るまではいろんな要因が複雑に絡み合っていますから、
似たような事件に思えても、全く同じというものは一つもないですよね。
自分の想像や価値観で判断すると、痛い目に遭います。
相談室にいらっしゃる方も同じで、
ご相談の内容は、見事なまでに千差万別です。
ひとりの男性とひとりの女性が出合って結婚する確率も天文学的数字なら、
夫婦の悩みのパターンも天文学的数字だけあるということで、
それこそ、1つとして同じケースはありません。
ですから私は、ご相談を受けるときは、毎回、心を真っ白にして臨むようにしています。
そんな具合ですから、時々、「ネットで調べました」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、
ネットの情報が全て自分に当てはまっているか、まず注意していただきたいと思います。
その情報源が信頼できるものかということも含めて。
正しいネットの情報で正しい知識を得ることは有用ですが、
それでは自分のケースはどうなるのか?
慎重を期すには、それはやはり専門家に訊くしかありませんね。
くれぐれもネットの情報を鵜呑みにしないようにお願いします。