2012年10月19日
不倫相手に癒やされる・・・とは
相談室では、
不倫された側ではなくて、
不倫をした本人とお話しをすることもあります。
不貞行為は、
夫婦の信頼関係を根底から揺るがす行為ですし、
社会通念上許されない行為であるということは
誰もが認めるところだと思います。
( たま~に、違う考えを持った方もいますが )
その通りなんですが。
やはり、不倫に向かわせた背景がそれぞれのケースにあって、
その理由を本人や配偶者が自覚することも大事なんですね。
そこで、
「 不倫相手といるときは、どんな気持ちですか? 」
と質問すると、
「 癒されるんです 」
という答えが多いですね。
癒される・・・ か。
私の師匠である恋愛セラピストあづまやすしさんは、
『 癒やしは中和によって起こる 』
と言ってます。
マイナス感情 ( 過去のネガティブな出来事 )と
プラス感情 ( 自分にとって元気が出ること・もの等 )が
交じり合って中和される状態が起こると、
癒やしが起こる。
脳科学者の茂木健一郎さんは
『 癒やしとは全体性の回復である 』
と言ってます。
普段使わない経路を用いてあげると
生きることのバランスが回復する。
これが 癒やし である。
とすると。
不倫相手に癒やされる ということは、
不倫相手がプラスの感情だとすると、
マイナス感情は家庭だったり妻(夫)だったり
ということになりそうです。
また、家庭や妻(夫)といるときは、
いつも緊張した状態でいることを強いられるけど、
不倫相手とは家庭では得られない感覚を得られて、
生命の偏りが修正される、となりそうです。
反対に、
家には刺激がなさすぎるから、外へ刺激を求める
というのも、中和や全体性の回復になるかもしれませんが、
その場合は
「 不倫相手といると癒される 」
という表現は使わないでしょうね。
「 彼女(彼)といると癒される 」
( 意識的にせよ無意識にせよ )
癒やしを求めて不倫をしてしまった夫(妻)と修復するときの
ヒントが見えてきますね。
注:浮気症の場合はまた違います。