2012年10月26日
自分の気持ちを優先する
きのうの記事に続き、
NHKの夜ドラ 『 眠れる森の熟女 』 から
先週の回で印象に残ったセリフ。
夫の浮気?不倫?相手と、
自分の職場( ホテルです )で偶然会った主人公は、
社員食堂でお茶を飲みながら二人で向かい合って話しをします。
- これ自体かなり勇気がいることですが -
主人公 「 私の夫に対する気持ちはもう死んでしまったから、
あなたは彼と結婚することをためらわなくていいわよ。」
彼女 「 あ、ありがとう 」
~びっくりしながら~
彼女 「 でも私・・彼を信じきれなくなっている・・・・」
主人公 「 それは私は聞かない。 ごめんなさい 」
主人公にとって、敵対する相手の気持ちなど
本来は聞く必要のない話です。
だけどこのドラマの展開では、
女同士の共感ポイントもいっぱい織り込まれていて、
その流れでいくと、この場面もついつい聞いてしまいそうな状況でした。
だけどこの主人公は、聞きたくない話、
聞くことで何かを背負ってしまいそうな話だと判断し、
相手より自分の気持ちを優先させて
キッパリと 「 聞かない! 」 と言いました。
潔い。
そして、相手に対するのはもちろん、
聞いてあげられなかったと後で後悔しないために
「 ごめんなさい 」
と言ったことがステキだと思いました。
自分の気持ちを大事に、
自分の気持ちを優先することで、
自分を大切に扱う。
心優しいがゆえに相手のことをまず優先してしまう方って多いと思います。
( そういう私もそうです )
だけどそれって必ずしも相手のためにはならないし、
ましてや自分のためにもならない。
だからこういう表現方法がとれると
気持ちの良いコミュニケーションになりますよね。
意識して訓練すれば、自分の気持ち優先の行動は
誰でも出来るようになると思います。