読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人
QRコード
QRCODE

2011年12月06日

ディスカウント



『ディスカウント』

何かを買う場面でこの言葉が登場すれば、

それはイコール、安く買えるということを意味するので、

ちょっと得したような嬉しい気分になる言葉ですよね。



ところが、この 『ディスカウント』

心理学上は、あまり良い意味では使われません。

それは、「値引き」 が人間に対して行われるからです。

自分 であったり、相手 であったり。



例えば、

自分の価値をディスカウントしている場合 

→ 過度に遠慮したり、反対に頑張りすぎたりします。


自分の能力をディスカウントしている場合

→ 他人に頼りすぎたりします。



一方、

相手の価値をディスカウントしている場合

→ 相手に対して見下したり、攻撃的になったりします。


相手の能力をディスカウントしている場合

→ 過度に心配したり、世話をしたりします。



この概念を知ったとき、

まさにこれだったんだ!

と思うことが私の中にもありました。

それ以来、何か、対人関係でギクシャクしていると感じたときは、

私は自分をディスカウントしていないか、

私は相手をディスカウントしていないか、

心で問いかけるようにしています。

『ディスカウント』 の影がちらついているときには、

やはり、気持ち良い対人関係を築けないですからね。



そう考えていると、

アサーティブコミュニケーションの基礎である

自分もOK、相手もOK

の理念と結びつきます。



人間関係には出来る限り 『ディスカウント』 を持ち込まないことを、

訓練して身につけていきたいものです。


  

Posted by 田中延代 at 19:00
Comments(0)相談室